|
素人ですが、一言述べさせていただきます。
前回、宦官のことについて云々しましたが、ここで一つ疑問が生じます。わが国は太古から様々な点で中国の影響を受けていたことはよく知られています。律令制度は唐の制度を模倣したわけですよね。ほかにも色々と中国のシステムを参考にしています。それでもわが国に宦官の制度はありませんでした。
おさらいになりますが、中国では遠い古の殷の時代から宦官がいて、清が滅ぶまで宦官はいつづけました。でも日本にはいない。何故でしょうか?
前回取りあげた『宦官』(中公文庫)の著者である三田村先生はこの疑問に明快に答えています。
ずばり、もともと同一集団の中においては去勢は行わない鉄則があったそうです。殷代で確認できている去勢も異民族に対してなされたものだったようです。日本は隼人族や出雲族などといわれていた民族もいましたが基本的に全員大和民族です。というのも、神話では同根ですからね。
これを聞いて納得しました。それにしても、宦官なんて気色悪い制度ですなぁ。中国人のSっ気を象徴しているような気がします。たしか纏足(小さな靴に足を入れっぱなしにして強制的に成長を止められた足)だって、成人した大人の女がよちよち歩きをする姿を見たいが故に編み出されたものでしょう。通州事件における中国保安隊の残忍性には歴史的伝統があったのでしょうね。
もちろん当時のことを今の感覚で批判したりはしませんが、とにもかくにも私は日本人で良かったですよ。
|